犬と楽しむ夏のフルーツガイド 安全な果物と与えてはいけない果物

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夏といえば、スイカにメロン、梨やさくらんぼ、マンゴーにパイナップルと多くのフルーツが旬を迎え、風物詩のひとつとして私たちを楽しませてくれます。

しかし、中には愛犬と一緒に楽しむには危険なフルーツも。
今回は、夏の代表的なフルーツと犬の相性について、与えていいものと危険なもの、そして注意点をご紹介します。

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与えてもいいフルーツ

犬に与えても危険のないフルーツなら、健康的なおやつとして水分補給しながらおいしく楽しめます。
ただし、どのフルーツにも糖分や消化しにくい部分があるため、与え方と量には必ず注意しましょう。

スイカ

スイカは果肉部分であれば犬が食べても大丈夫です。
水分量が非常に多く、カロリーも低めなので、暑い日のおやつ代わりに最適。

ただし、種や皮は必ず取り除くことが重要です。
種は消化できず、喉や腸に詰まる危険があり、皮は硬くて消化不良を起こす可能性があります。
与えるときは種をきれいに取り、果肉を小さくカットしてからあげましょう。

メロン

メロンの果肉は、少量であれば犬に与えても大丈夫です。
水分が多く、夏バテ気味のときにも喜ばれます。

ただし、糖分が高いので肥満傾向の犬や糖尿病の犬には控えましょう。
また、種や皮は必ず取り除くことが重要です。

桃の果肉は、少量であれば犬に与えても問題ありません。
ただし糖分が高く、食べ過ぎは肥満や糖尿病の原因になりかねません。

また、桃の種にはシアン化合物(青酸配糖体)が含まれており、誤って飲み込むと中毒を起こす危険があります。
必ず種を取り除き、果肉だけを与えるようにしましょう。

アレルギーの可能性もあるため、初めて与えるときはごく少量から始めるのがおすすめです。

マンゴー

マンゴーも果肉部分であれば問題なく犬と食べられます。
ビタミンAやビタミンCを多く含み、免疫力のアップにも有効です。

ただし、糖分はやや高め。
皮は消化できず、種は大きくて硬いため必ず除去してあげてください。

また、与える際は小さくカットし、少量にとどめましょう。

パイナップル

パイナップルも果肉なら大丈夫ですが、酸味や酵素が強く、胃腸が敏感な犬は下痢を起こしてしまうことがあります。
また、缶詰のパイナップルは糖分や添加物が多いため避けてください。

与える場合は、皮と芯をしっかり除去し、小さくカットしてあげましょう。

梨は水分が多く、カロリーが低いので夏のおやつに最適。
ただし、冷やしすぎるとお腹を壊すことがあるため、常温か軽く冷やす程度が安心です。

種や芯は消化が難しく、詰まりの原因になるため必ず除去しましょう。

絶対に与えてはいけないフルーツ

中には、少量でも犬に深刻な健康被害をもたらすフルーツもあります。
誤食防止のために必ず手の届かない場所に置き、家族にも危険性を共有しておきましょう。

ぶどう

犬にとってぶどうは非常に危険なフルーツです。
少量でも急性腎不全を引き起こす可能性があり、命に関わる場合も。

また、生のぶどうだけでなくレーズンや干しブドウ、ぶどうジュールなど、ぶどうを含むお菓子も同様に危険です。
愛犬が誤食してしまった場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。

さくらんぼ

さくらんぼの果肉は少量であれば犬に与えても大丈夫です。

しかし、種には青酸配糖体が含まれ有害です。
柄や葉も同様に危険なので、与える際は必ず取り除いてください。

フルーツを与えるときの注意点

犬にフルーツを与えるときは、必ず少量から始めることが大切です。
糖分が高いフルーツは肥満や糖尿病のリスクがあり、また消化器トラブルを引き起こすこともあります。

アレルギーの兆候(かゆみ、下痢、嘔吐、発疹)が出た場合は、すぐに与えるのを中止し、動物病院に相談しましょう。
フルーツはあくまで「特別なおやつ」であり、主食のドッグフードの栄養バランスを崩さない範囲で与えることが理想です。

愛犬家と夏のフルーツの付き合い方

夏のフルーツは、上手に選べば愛犬との楽しいひと時につながるもの。
水分と糖を同時に接種でき、夏バテ帽子にも効果てきめんです。

一方で、ぶどうのように命に関わる危険なフルーツもあります。
可愛い愛犬に夏の味覚をおすそ分けするときは、必ず安全性を確認し、量や与え方にも気を配るようにしてください。

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