犬種鑑定で愛犬のルーツを探ろう! DNA検査ではじめる疾患予防のすすめ

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「保護したうちの子、どんな犬種が混ざっているんだろう?」
血統に興味はなくとも、ルーツとなる犬種を知ることで防げる疾患があるとなれば気になるのが親心というもの。

結論からいえば、テレビの中でよく見聞きする「DNA鑑定」というものが、今ではずいぶん身近になっています。

今回は、DNA鑑定を使った犬種鑑定の仕組みや人気のDNA検査サービス、をご紹介します。

DNAを解析して犬種を特定する「犬種鑑定」

犬種鑑定とは、犬のDNAを解析して「どんな犬種がどの割合で含まれているか」を特定する方法。

耳の形や毛質、体格など見た目の特徴から推測することもできますが、それにも限界があります。
さらに、似た特徴を持つ犬種も多いため、正確な結果を知るにはDNA鑑定による犬種特定が最も確実です。

DNA鑑定では、犬の口腔内から細胞を採取し、数百種類の犬種データベースと照合して解析します。
その結果、「柴犬50%+ビーグル30%+マルチーズ20%」のように具体的な構成比まで分析することができるそうです。

自宅でできる犬種鑑定DNAキット「Orivet(オリベット)」

犬種鑑定といえば専門的な響きがありますが、通販で購入できるDNA鑑定キットを使って、誰でも簡単に行える時代になりました。

代表的なサービスとして知られるのが 「Orivet(オリベット)」の「オリベットDNA犬種鑑定®」

手順はとてもシンプルで、付属の滅菌スワブで愛犬の頬の内側をこすって細胞サンプルを採取し、そのまま返送するだけ。
犬種鑑定の結果は、後日メールでPDFファイルが送られてきます(紙のレポートを郵送で受け取れるオプションもあり)。

Orivet(オリベット)の犬種鑑定サービスとは?

https://orivet.jp/

オーストラリア発のOrivetは、日本法人の「Orivet Japan」も用意され、国内から日本語で問い合わせや検査申込ができる信頼性の高い遺伝子検査サービス。

対応犬種は350種類以上で、犬種鑑定だけでなく、遺伝性疾患や毛色などの形質分析にも対応
検出された犬種情報をもとに、愛犬に適応できる最適なケアや健康管理のアドバイスも受けられるそうです。

犬種鑑定の注意点と理解しておきたいこと

犬種鑑定は非常に精度の高い方法ですが、100%確定ではありません
特に日本原産の犬種や地域限定の血統は、データが少ないため近縁種として判定されることがあります。

また、結果はあくまで「遺伝的な構成」であり、性格や病気の発症を完全に予測できるわけではありません。
ただし、犬種鑑定の結果をもとに食事や運動量を調整することで、健康寿命を伸ばす手助けになります。

犬種鑑定で愛犬をもっと理解しよう

愛情に犬種が関係なくとも、犬種鑑定は愛犬をより深く理解するための有効な手段。
DNA鑑定キットを活用すれば、犬種のルーツを知るだけでなく、将来の健康管理にもつなげられます。

ぜひ今まで知らなかった愛犬の一面を、DNAから紐解いてみてください。

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