スマホで養鶏! 毎月卵が届く遠隔ニワトリ飼育サービス「リコック」の挑戦

スマートフォンのアプリで、実際のニワトリを育てられる。
しかも、その ニワトリが産んだ卵が自宅に届く 。
そんな ちょっと未来的で、でもどこか温かいサービス がいま話題を呼んでいます。
YouTubeの人気ビジネス番組「ビジ活版 令和の虎」への出演からベータ版リリースを成し遂げ、ついに正式リリースを目指してクラウドファンディング中の新サービス「リコック」についてご紹介します!
アプリでニワトリが飼える「リコック」とは?
リコックは スマホを使って遠隔でニワトリの飼育体験ができるサービス です。
利用者はスマホの画面を通じて「 自分専用のニワトリ 」を観察しながら、餌やりや見守りができます。
現在はベータ版なため未確定な部分もありますが、主な機能はつぎの通りです。
遠隔からニワトリの飼育
まずは好きな鶏種を選んで、生体を購入します。
この時「卵」を選んで遠隔で孵化の様子を観察することもできるそう。
そこからアプリの操作で「餌やり」「水やり」「掃除」などを選んでニワトリを飼育していき、実際の飼育場に会いに行ったり、将来的に引き取ることもできるのだとか。
毎月自分のニワトリの卵が貰える
ハーブや炭、カキ殻などを独自に組み合わせたご飯(飼料)で自分のニワトリを育てていき、そのニワトリが産んだ卵が毎月自宅に届きます(20~25個程度)。
自分で食べきれない分はアプリで直接販売することもできるようになるそう。
ニワトリは平飼いかつIoT完備の環境での飼育、しかも1羽につき1人が手塩に掛けて育てるわけですから、その 卵の品質も高級レストランが仕入れるものに並ぶレベル だとか。
リコック創業者の想い
リコックの考案者である毛利さんは、まだ大学に通う学生。
彼がこのプロジェクトを始めたのは「誰もが命の尊さを学び動物と共生する未来を創りたい」という想いから。
彼はYouTube番組「ビジ活版 令和の虎」に出演し、真摯なプレゼンで虎たちを魅了、出資を勝ち取りました。
その資金でベータ版をスタートし、 鶏舎の崩壊などのトラブルに見舞われながらも、今回正式リリースに向けたクラウドファンディングに挑戦 しています。
https://camp-fire.jp/projects/802384/viewhttps://camp-fire.jp/projects/802384/view
ニワトリに関わらず動物全般を好きだと公言する毛利さんは岡山理科大学の動物学科に通われる動物の専門家の卵で、ご実家でもニワトリを飼育されているそう。
思いつきであったりビジネス的すぎない、一貫した姿勢からも毛利さんの想いが伝わってくるようです。
現在進行中のクラウドファンディング
現在、リコックはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援を募っています。
このプロジェクトは、正式リリースに向けたサービスのさらなる改善と拡張を目指してのもの。
集まった資金はベータ版でユーザーから寄せられたフィードバックを踏まえ、つぎのような改善に充てられます。
- 水道の引き込みや給水設備の強化
- 小屋の構造補強や温度管理設備の追加
- アプリの機能拡張(マイニワトリの録画、鶏図鑑、ごはん通知など)
- 卵のブランド価値向上に向けた肥料やパッケージの開発
支援者向けのリターンはつぎの3つのパターンから選べます。
- 正式リリース前のリコック先行体験
- 自然飼育で育てたニワトリが産んだ 高級レストラン品質の卵 「極玉」
- 毛利さんからのお礼のメッセージ
支援金額は1,000円からで、誰でも気軽に参加できます。
命を感じる未来へ
リコックは2025年夏の正式リリースを目標に、今も着実に進化を続けています。
そこにあるのは 単なる便利さや目新しさではなく、命そのものとの触れ合い です。
自分のスマホの中で生きているニワトリ。
そのニワトリから届く、実際に産み落とされた卵。
私たちの食卓ではあまりに見慣れた食材でありながら、住んでいる地域によってはなかなか生きている姿を見る機会はないでしょう。
毛利さんが提唱する命を 「見て、育て、感じて、いただく」 という、ともすれば現代的とはいい難いある種原始的な体験。
リコックへの支援に参加して、ぜひあなたもそんな体験に参加してみてください。
https://camp-fire.jp/projects/802384/viewhttps://camp-fire.jp/projects/802384/view
- 2025.06.11
- 2025.06.10