【保存版】犬の熱中症対策7選! 猛暑の散歩や室内管理のポイント

真夏の熱風に耐えるマルチーズの画像

まだ6月だというのに、今年は今週ですでに気温40度に達する地域のでる猛暑なのだとか。
この分では夏の到来を待たず、人も愛犬も夏バテしてしまいそうです。

今回は、 猛暑の中で愛犬の健康と命を守るために、飼い主さんが押さえておきたい7つの注意点 をご紹介します。

ひとつひとつ実践することで、愛犬と一緒に夏を乗り越えましょう。

1. 散歩の時間帯は「早朝か日没後」が基本

夏場のアスファルトは想像以上に高温になります。
金属製のマンホールなどは言うまでもなく、日中の地面は 肉球を火傷させるほど熱くなることも

特に午後1時〜3時ごろは気温が最も高くなる時間帯で、熱中症のリスクも急上昇します。
人間が「ちょっと暑いな」と感じる気温は、犬にとっては命の危険を伴うほどのもの。

おすすめの時間帯は、 早朝5時〜7時ごろ、または日没後の18時〜20時ごろ
地面の温度を手の甲や足の裏でチェックしてから散歩に出かけましょう。

また、短時間でも水を持参し、木陰の多いルートを選ぶのがベストです。

2. 水分補給をこまめに! いつでも新鮮な水を用意する

犬は人間のように汗をかいて体温を調整することができません。
その代わり、口を開けて「ハァハァ」と呼吸することで体温を下げようとします。

そのため 水分補給は命を守るためにとても重要なポイント
室内でも、屋外でも、常に新鮮な水を用意してあげましょう。

飲まない場合は 水を冷たくする、少量のヤギミルクやスープを混ぜてあげる などの工夫も効果的です。
一時的にウェットフードに切り替えるのも水分摂取の手段です。

3. 室内でも熱中症に注意! エアコンと風通しで快適空間をキープ

「家の中なら安心」と思われがちですが、窓を閉め切った室内は サウナのように高温になってしまうこともある ため油断はできません。

エアコンは必ず活用しましょう
目安として、室温は25〜27℃程度が理想的。

風がこもらないように、サーキュレーターや扇風機も併用するとベストです。
また、犬が自由に移動できるようにしておくことで、自分で快適な場所を見つけてくれます。

4. 車内放置は絶対NG! 数分でも命に関わるリスクを認識する

夏の車内は短時間で高温になります。
わずか10分で40℃、 15分を超えると50℃を超えて危険な温度 になることも。

たとえエアコンをつけていても、エンジンが止まってしまえば意味がありません。
「すぐ戻るから大丈夫」という考えが、取り返しのつかない事故を招くことがあります。

どんなに短時間でも 犬を車内に残すのは絶対に避けてください

5. クールアイテムを上手に使って体温をコントロール

夏には便利な冷却アイテムが数多く登場しています。
中でもおすすめなのは 冷感マット・保冷剤入りバンダナ・クールベスト など。

これらのアイテムは 犬の体温上昇をやわらげるのに効果的 です。

ただし、使用する際は「直接肌に当てない」「誤飲に注意する」など安全に使うためのポイントも忘れずに。

愛犬が嫌がる場合は無理に使わず、別の方法を検討しましょう。

6. 食欲の低下は要注意! 夏バテ対策とフードの工夫

夏になると、犬たちも食欲が落ちやすくなります。
しかし、 栄養不足や脱水症状につながる恐れがあるため要注意

食欲が落ちたときには フードをふやかす・温める・匂いを立たせる などの工夫がおすすめ。
また、冷たい手作りスープや野菜をトッピングしてあげるのも効果的です。

どうしても食べない場合は獣医師に相談し、必要であればサプリや栄養補助食品の利用も検討しましょう。

7. 熱中症の初期症状を知っておく! 早期発見と応急処置

万が一のときに備え、 熱中症のサインと応急処置を知っておくことは非常に重要 です。
つぎのような症状が見られたら熱中症の疑いがあります。

  • 激しいパンティング(浅くて速い呼吸)
  • 大量のヨダレ
  • 歩き方がふらつく
  • 舌や歯茎が赤紫色になる
  • 嘔吐や下痢、ぐったりする

このような場合は すぐに日陰や涼しい場所へ移動し、水で体を冷やしながら動物病院に連絡 しましょう。

氷水ではなく 常温〜ぬるま湯 程度の水で濡らし、風を当ててあげると効果的です。

愛犬と猛暑を乗り切る気配りを

犬たちは自分で暑さを避けたり、体温を下げる手段が限られています。
だからこそ、飼い主の気配りと工夫が命を守る鍵となります。

今回ご紹介した7つの注意点は、どれも簡単なことばかり。
これを 毎日意識して実行することが、夏を安全に乗り越える一番の近道 です。

まだ梅雨の途中ではありますが、愛犬を守るため夏本番に備えていきましょう。

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