犬の鳴き声対策に! おすすめの防音ケージとカバー

愛犬の声は、私たち飼い主にとって元気のバロメーターともいえる微笑ましいものですが、マンションやアパートだとご近所さんの目も気になりますよね。 もし一軒家でも、閑静な住宅街の深夜や早朝であれば微笑んでばかりもいられません。
そこで最近注目を集めているのが 防音ケージや防音カバー といったアイテムです。
今回は、犬の鳴き声対策としておすすめの防音ケージの種類や選び方、注意点までわかりやすくご紹介します。
無駄吠え・夜鳴きの原因とは?
無駄吠えや夜鳴きには、いくつかの原因があります。
たとえば、 寂しさや不安、運動不足、ストレス などが代表的です。 子犬期や老犬期、もしくは引っ越し直後など環境変化で一時的に増えてしまうことも少なくありません。
また、人の気配や外の音に過敏に反応してしまうタイプの子も。 原因を見極めて対策できれば一番ですが、十把一絡げにはいかないのも現実です。
防音ケージとは?
犬の鳴き声のボリュームは、一般的に 90〜100デシベル ほど。 これは 救急車のサイレンやカラオケボックス内の騒音と同程度で、人が長時間さらされると聴覚にダメージを与えるレベル とも言われています。
一般的に防音ケージは、
- 音を反射・遮る「 遮音 」
- 音を吸収して拡散させる「 吸音 」
の2つの技術を組み合わせて作られています。 防音といっても完全に音をシャットアウトするものではなく 音量を和らげて、音質をソフトにする ことで近隣への影響を軽減するのが目的で、およそ20デシベル減程度の効果が見込めます。
また、防音ケージを選ぶ際には通気性や熱中症対策も重要なポイント。 中にこもった空気が暑くなりすぎないよう、 換気口や吸排気設計 が工夫されたものがおすすめです。
防音ケージの種類と選び方
防音ケージにはいくつかのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
カバー型(布製)
リッチェル ペットサークルカバー 90-60 ブラウン 犬 90×60cm
既存のケージにかぶせるタイプの防音カバーです。 軽くて扱いやすく、 値段も比較的お手頃 。
日中の音漏れ軽減や軽度の夜鳴き対策におすすめです。
ただし、 遮音性能はそこそこ なので、大きな声には対応しきれないこともあります。 また、 噛み癖のある子に破られてしまうケース にも注意が必要です。
パネル型(木製・アクリル製)
カワイ KAWAI ペット用防音室 PVU-030 F 防音 犬小屋 鳴き声対策 ワンだぁルーム ボックスフラット屋根タイプ
木やアクリル、吸音材を使った目に見えてしっかりとしたタイプ。 遮音・吸音性能ともに高く 音漏れをかなり軽減できます。
ただし、 サイズや設置スペースに余裕が必要 で価格もやや高め。 また、通気性が悪いと熱がこもってしまうため 夏場の使用には特に注意が必要 です。
カスタムメイドできる製品もあり、こだわり派の飼い主さんに人気があります。
レンタル型
最近は、 短期間だけ借りられる防音ケージ のサービスも増えています。 「一時的な夜鳴き対策だけでいい」「お試しで利用したい」といったニーズにもぴったり。
ただし、 サイズや在庫の制限 がある場合もあるので、余裕を持ったスケジュールでの予約がおすすめです。
愛犬に合った防音対策を!
防音ケージは便利ですが、 根本的な無駄吠え、夜泣きの改善にアプローチすることも重要 です。
たとえば、 十分な運動や遊び時間を確保すること 。 安心して眠れる静かな環境を整えること。 そして、 飼い主さんとの信頼関係を築くこと 。
飼い主さんにとっても愛犬にとっても過ごしやすい環境作りを目指して、「防音ケージを買ったけど、数か月でいらなくなっちゃった」といえると素敵ですね。
- 2025.04.13