【保存版】犬のブラッシングは必要? 毛の種類別おすすめブラシ入門ガイド

毎日のブラッシングは愛犬との大切なスキンシップの時間。
とはいえブラシの種類は多く、毛質や密度も犬種ごとに違うため難しいと感じている人は多いかも知れません。
今回は、愛犬の毛のタイプに応じたブラシの選び方とおすすめのブラッシング方法、おすすめのブラシまでわかりやすくご紹介していきます。
犬のブラッシングで得られる5つのメリット
ブラッシングにはつぎのような たくさんのメリット があります。
- 抜け毛を取り除き、部屋を清潔に保てる
- 毛玉やもつれを防ぐ
- 皮膚を刺激して血行を促進
- 皮膚の異常(赤み・腫れ・ノミなど)に気づきやすくなる
- 飼い主とのスキンシップで信頼関係が深まる
毛の長さや質にかかわらず すべての犬にとってとても大切なケア です。
覚えておきたいブラシの種類
ここからは実際に使用するブラシの種類をみていきましょう。
すべて揃える必要なありませんが、愛犬の被毛に合わせていくつか持っておくと便利です。
スリッカーブラシ
もっとも定番で、ほとんどの犬に使える万能タイプ。
針金のような細かく湾曲したピンがたくさん並んでおり、毛のもつれをほどくのにとても便利です。
とくに 長毛種や毛玉ができやすい犬種に向いていて、毛の奥まで入り込んで、抜け毛や汚れをしっかり取り除く ことができます。
ただし、力を入れすぎると皮膚を傷つけるおそれがあるためやさしくブラッシングすることが大切です。
ピンブラシ
ブラシの先に丸い玉がついた金属製のピンが並んでいるタイプ。
人間のヘアブラシに近い形で、ふんわり仕上げたいときに最適です。
ゴールデンレトリバーやコリーのような中~長毛の犬種におすすめで、 スリッカーブラシほど毛をかき分ける力はありませんが、仕上げや普段のお手入れにぴったり 。
ブラッシングによって血行を促す効果もあります。
コーム(くし)
金属製のくしで、細かい目と粗い目の両方がついていることが多いです。
毛玉やノミのチェック、仕上げ用に適しています。
目が細かく毛玉を発見しやすいため、 小型犬やトイプードル、シーズーのようにこまめに毛の状態を確認したい犬種 に向いています。
スリッカーブラシの後に使うと効果的ですが、力任せに引っ張るのはNG。
ラバーブラシ
ゴム製の柔らかいブラシで、短毛種に最適。
抜け毛をしっかりキャッチしながらマッサージ効果も期待できます。
特にラブラドールやビーグル、フレンチブルドッグなどの 短毛犬種にぴったりで、シャンプー時に使えば、皮脂汚れもスッキリ 落とせます。
水洗いしやすく、お手入れも簡単です。
デシェディングブラシ(抜け毛除去ブラシ)
アンダーコート(下毛)をごっそり取り除く専用ブラシ 。
換毛期の抜け毛対策に抜群の効果を発揮します。
柴犬やポメラニアン、秋田犬のようなダブルコート犬種におすすめ。
一度でごっそり毛が取れる快感はやみつきになりますが、使いすぎると皮膚を刺激することもあるため、週1〜2回が目安です。
毛のタイプごとのおすすめブラシと使い方
ここからは実際のケアのポイントをみていきましょう。
長毛種(ゴールデン・レトリバー、シーズー、ポメラニアンなど)
長毛種のブラッシングは毎日少しずつ続けるのがポイント。
毛玉やもつれ、汚れによる絡みをチェックしながら、根本から優しくほぐしてあげましょう。
長毛種におすすめブラシ
- スリッカーブラシ
- 細いピンで毛のもつれをほぐし、抜け毛をしっかりキャッチ
- コーム
- 仕上げに使うことで毛並みが整う
- ピンブラシ
- ボリュームある毛をやさしく整えたいときに◎
短毛種(フレンチブルドッグ、パグ、ビーグルなど)
短毛種のブラッシングは週2回ほどがおすすめ。
抜け毛の増える春と秋は回数を増やしてあげましょう。
ブラッシングの中で抜け毛のケアや皮膚の状態もチェックしてあげるのがおすすめです。
短毛種おすすめブラシ
- ピンブラシ
- 毛先が柔らかく、皮膚に優しい
- デシェディングツール
- 換毛期の強い味方
巻き毛・縮れ毛(プードル、ビション・フリーゼなど)
特にケアの重要な巻き毛・縮れ毛の子のブラッシングは、サロンに行く間のケアが超重要。
毛玉ができてしまわないよう、しっかり乾燥させてあげてからブラッシングしましょう。
巻き毛・縮れ毛におすすめブラシ
- スリッカーブラシ
- コーム
- 毛玉ができていないか要チェック
ダブルコート(柴犬、コーギー、ラブラドールなど)
特に換毛期の抜け毛が多いダブルコートの犬種は、油断すると家中が毛だらけに。
毎日のブラッシングでアンダーコートをしっかり処理してあげましょう。
ダブルコートにおすすめブラシ
- スリッカー
- 表面の毛を整えてからアンダーコートにアプローチ
- デシェディングツール
- アンダーコートをごっそり!
毛の長さに関係なく、ブラシは必需品!
どんな犬種であっても 被毛ケアは健康と快適さに直結します 。
毛の長さやタイプに合わせて正しいブラシを選ぶだけで、お手入れの質はぐっとあがります。
ブラッシングの時間が愛犬との癒しの時間に変われば、きっとあなたの気持ちも前向きになるはず。
あなたと愛犬にぴったりのブラシを見つけて、今日からぜひ始めてみてください。
- 2025.06.22