三毛猫(キャリコ)ってどんな猫? 模様の秘密を大解剖!

眠るキャリコタビー(三毛)の猫の画像

三毛・キャリコとは、白、黒、オレンジの鮮やかな3色が混ざり合った美しい被毛を持つ猫たちのこと。 そのカラフルな見た目に思わず心を奪われ「三毛猫からしか接種できない栄養素がある」という人も少なくありません。

今回は、そんな三毛猫の模様の種類や特徴をご紹介していきます。

三毛(キャリコ)模様をみるには?

三毛模様が出るには 特別な遺伝の組み合わせ が必要で、ポイントは X染色体に色を決める遺伝子 が乗っていること。
そのため、三毛猫は ほとんどが女の子
男の子の三毛は非常に珍しい存在 です。

また、猫種によってはカラーに制限がある場合もります。
たとえばシャム猫は、ポイントカラーだけが認められているため三毛にはなりません。

つまり、実は三毛模様はどの猫にも自然に出るわけではないんです。

三毛が認められている猫種は?

ここからは世にも美しい三毛模様が見られる猫種について、愛らしいInstagramとあわせてご紹介します。

ジャパニーズボブテイル

三毛模様が正式に認められている猫種としてまず外せないのが ジャパニーズボブテイル です。
短いくるんとした尻尾に、元気いっぱいな三毛模様。
まさに ザ・日本の猫といった存在です

メインクーン

アメリカはメイン州原産の大型猫メインクーン。
たっぷりした毛並みと立派な尻尾、さらには 「ジェントルジャイアント」とも呼ばれる温厚な性格 と三毛の相乗効果といったらありません。

ノルウェージャンフォレストキャット

北欧はノルウェー生まれの大型猫ノルウェージャンフォレストキャット。
寒い森でも元気に暮らせるふわふわのダブルコートと三毛の組み合わせは壮観です。

ブリティッシュショートヘア

イギリス原産の丸っとした猫、ブリティッシュショートヘア。
ブルーの毛色が有名ですが、キャリコ柄も存在します。

エキゾチックショートヘア

まんまるな顔とぺちゃんこ気味の鼻がチャームポイントのエキゾチックショートヘア。
キャリコ柄もバリエーションとして認められています。

三毛にもバリエーションが?

実は三毛模様にもいくつかバリエーションがあります。

キャリコ(Calico)

まずは王道の「キャリコ(Calico)」。
白地に、はっきりとした黒とオレンジの斑点が入ったタイプです。
コントラストがしっかりしていて、とにかく目を引くカラー ですね。

ダイリュートキャリコ(Dilute Calico)

続いて、「ダイリュートキャリコ(Dilute Calico)」。
こちらは色がふんわり淡くなったバージョン。
白地にグレーとクリーム色の斑が入るので、やさしい雰囲気 たっぷりです。

キャリコタビー(Calico Tabby)

さらに、「キャリコタビー(Calico Tabby)」というタイプもあります。
これは 黒やオレンジの部分に、うっすら縞模様が見える三毛 のこと。

パッチドタビー(Patched Tabby) とも呼ばれています。

キャリコ is 何?

何気なく口にしている「キャリコ」、他ではあまり聞き慣れない言葉ですよね。

実はこの言葉、インドの港町 カリカット(Calicut) で作られたカラフルな綿織物(布地) の名称。
これがヨーロッパに広まり、色とりどりのものカラーリングを「キャリコ」と呼ぶようになりました。

もともと日本では「三毛猫」という呼び名が主流ですが、最近では英語圏のキャリコもよく耳にするようになりました。

愛すべき三毛猫まとめ

三毛猫は、色とりどりの毛並みだけではなく、遺伝の不思議や品種ごとの個性までたっぷり詰まった存在です。

本当はペルシャやスコ、サイベリアンもご紹介したかったのですが、またいずれの機会に……!
みなさんの自慢の三毛猫写真があれば、ぜひペトラのInstagramまで教えてください!

ペトラ編集部のプロフィール画像

ペトラ編集部

ペトラ編集部がお役立ちペット情報をお届け!