犬や猫にハッカは危険？ペットに安心な虫よけスプレー3選

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暑さとともに虫が増えてくるこれからの季節。
虫よけアイテムを使う機会もおのずと増えていきます。

そして、天然由来の虫よけアイテムとして人気の「ハッカ（薄荷）」。
実はこれが ペットの健康には悪影響 だということはご存知ですか？

今回は、ハッカが犬や猫にどんな影響を与えるのか、また、人間用の虫よけスプレーの注意点、そして ペットにやさしい虫よけスプレーの選び方 までご紹介します。

ハッカは危ない？犬や猫へのリスク

ハッカ（薄荷）は、メントールなどの香気成分を含む植物で、リラックス効果や虫よけの効果があることから夏場にはスプレーや冷感シート、アロマ製品などに広く使われています。
ですが、 ハッカの成分が犬や猫には有害になる可能性があるのです 。

猫は肝臓の代謝能力が人間と大きく異なり、 精油（エッセンシャルオイル）に含まれる成分をうまく分解できない体質 です。ハッカに含まれる、

などが蓄積すると、 嘔吐、ふらつき、痙攣、呼吸困難 といった中毒症状を引き起こす恐れがあります。

ほんの少量でも危険な場合があるため、 猫がいる家庭ではハッカ成分を含む製品の使用は避けてください 。

犬は猫よりも代謝能力が高いとされますが、それでも 濃度が高い精油の吸入や皮膚への直接塗布、誤飲 などはリスクを伴います。
体質によっては 下痢、嘔吐、皮膚炎 を起こすケースもあり、体格の小さな犬種では、わずかな量でも悪影響が出ることがあります。

猫同様に避けてあげるのが無難でしょう。

最近では、かねてより虫よけに用いられてきた「ディート」を使用せず、赤ちゃんにも使える虫よけとして「 イカリジン 」を配合したスプレーが人気です。
この成分は 刺激が少なく、安全性が高い とされており、ヨーロッパでは広く使用されています。

しかし、 人間用のイカリジン製品の多くはエタノールや香料などの副成分が含まれており、ペットに対しては使用不可 とされています。

いくら成分が比較的安全とされていても、 人間用の虫よけスプレーをペットに使うのは避けましょう 。
スプレー後の皮膚をペットが舐めてしまったり、空間に漂う成分を吸い込んだりすることでもリスクが生じるためくれぐれも注意してください。

ペットにも安全に使える虫よけスプレーは 天然由来の成分をベースに、なおかつペットにも安全な成分を使用しています 。

インドの薬用ハーブ「ニーム」から抽出されるオイルで ノミやダニ、蚊を忌避する効果 があります。
皮膚にもやさしく、保湿や被毛ケアの効果も期待できます。

レモングラスのような香りで、 蚊やノミが嫌う香り として知られています。
比較的安全性の高い精油で、犬猫用製品にもよく使われています。

虫よけ効果がありながら 香りでペットのストレス緩和にもつながる とされる成分です。
ただし、猫に使う場合はユーカリなどの一部成分には慎重になる必要があります。

成分
- 水、メンタンジオール、イソペンチルジオール、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、（ラウリン酸/オレイン酸/セバシン酸）ポリグリセリル-10、酸化銀、アルギニン、フィチン酸、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル
特徴
- 匂いなしでストレスフリー
- 国産

mofuwa（モフワ） は、獣医師からも推奨される、忙しい飼い主のための手軽に使えるペット用ケア用品ブランド。
清涼飲料水レベルの基準をクリアした除菌・消臭効果の高い高機能電解水をベースに製品が特徴です。

FLF は、家族であるペットの健康を守るため「舐めても安心な成分」にこだわったケア用品が特徴。
医薬品や化粧品も手掛ける安全性と品質を追求するブランドです。

成分
- ニームエキス、シトロネラオイル、ユーカリオイル、ティーツリーオイル、ペニーロイヤルオイル、マカデミアナッツオイル、レモン香料、バニリン、エタノール、紫外線防止成分、保存料など
特徴
- サンスクリーン成分で日焼けも防止

A.P.D.C. は、犬や猫との日々をもっと快適に、もっと楽しくするために生まれたトータルケアブランド。
1999年の誕生以来、植物由来成分と科学的知見を融合した、安全性と効果にこだわった製品を開発しています。

人間にとって爽やかで便利なハッカや虫よけスプレーも、 犬や猫にとっては命に関わるリスク に繋がることがあります。

大切なことは、「ペット専用」と明記された製品を選ぶこと 。
そして、使う前には必ず成分を確認し、少量から試すようにしましょう。

この夏、虫から身を守るのはもちろん、ペットの健康を第一に考えた対策で人も動物も快適に過ごしたいですね。

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