ペットロスでつらいときに読んでほしいページ

ペットとのお別れはとてもつらいものです。 どれだけ覚悟していても、いざその時がくると心は深く傷ついてしまいます。
今回は、ペットロスに直面した方や心が沈んでしまっている方に向けて「大切な存在を思う心」が少しでも癒されるような情報をお届けします。
悲しいのは当たり前のこと
ペットはただの動物ではありません。
私たちにとって、 家族であり、友達であり、支えであり、日常そのもの です。
だからこそ、その存在を失ったとき心にぽっかり穴があいてしまうのは当然のことです。
その悲しみ、苦しみは正常な感情だということ を受け入れてあげてください。
人によっては、数週間で気持ちを切り替えられることもあれば、数年かけて少しずつ受け入れていく場合もあります。
「時間が解決してくれる」という言葉がつらいなら、それを無理に信じる必要もありません。
あなたの悲しみは、愛情の深さの証で、あなたの感情はあなただけのものです。
悲しみに暮れる自分を否定しないであげてください 。
感情を吐き出すノート習慣
悲しみの波が押し寄せたとき、言葉にできない気持ちが心の中にあふれてしまうことがあります。
そんなときは、ノートに自由に感情を書き出してみてください。
「会いたい」「ありがとう」「なんでいなくなったの」など、思いついたまま何でも構いません。
言葉にならないならただ線を引くだけでもいいでしょう。
形にすることで、心の重荷が少しだけ軽くなることがあります。
ペットの写真に向かって話しかける のもおすすめです。
たとえそれが思い出でも、あなたの中には確かな存在があることに気づけるはずです。
誰かに頼っていいこと、話してもいいこと
「たかがペットのことで」
「人間じゃないのに」
世の中にはそんな心ない言葉を投げかける人もいます。
しかし、その人たちはあなたの中のペットの大きさを、どれほどの存在だったかを知りません。
一緒に過ごした時間、貰ったもの、それらは言葉では説明できないほど尊く、重いものです。
だからこそ、あなたはその悲しみを、 誰かに話してもいいんです 。
信頼できる家族や友人がいれば、ぽつりと気持ちを伝えてみましょう。
失ってしまった存在がどれほど素晴らしいものであったか、教えてあげましょう。
話すことで少し心がほぐれてくることがあります。
動物病院・NPO・心療内科との連携カウンセラー
最近では、動物病院の中にも「 ペットロスカウンセリング 」を導入しているところがあります。
とくに大学附属の動物病院やカウンセラーが在籍するクリニックなどは、飼い主の心のケアまで視野に入れた対応を行ってくれます。
また、NPOや動物愛護団体でも、ペットとの別れに向き合う人のためのサポートや心の相談窓口を提供しているところがあります。
心療内科やカウンセリングルームでも「大切な存在との別れ」による喪失感を扱うことができます。
どこか自分が異常のような気がして最初の一歩は勇気のいることかもしれません。
しかし、その一歩は「自分を大切にする」という行動そのものです。
もしその勇気が持てるようなら、踏み出してみるのもいいかも知れません。
ペットロス・グリーフケア・動物愛護に関する無料相談窓口一覧
ここでは、相談しやすい窓口をいくつかご紹介します。
ボイスマルシェ
匿名で専門カウンセラーの電話カウンセリングが受けられる有料サービス。
料金は、
- お試しコース(25分)
- 3,300円(税込)
- メインコース(55分)
- 13,200円(税込)
- メインコース(110分)
- 26,400円(税込)
電話カウンセリングには予約が必要だそうなのでご注意ください。
アニマル・ペット・ロス お悩み相談窓口 MaoTama
経験豊富なプロの方にメールやビデオ通話で相談できるサービス。
深夜の時間帯のカウンセリングにも対応してもらえるそうです。
- メンタル回復相談
- 約60分 5回 30,000円
うららか相談室
700名以上の専門家を抱える国内最大級のオンラインカウンセリングサービス。 もちろん匿名で相談することもできます。
- ビデオカウンセリング
- 50分 5,500円(税込)
- 電話カウンセリング
- 50分 5,500円(税込)
- メッセージカウンセリング
- 3往復 4,620円(税込)
- 対面カウンセリング
- 50分 5,500円〜(税込)
日本ペットロス協会
ペットロスのケアを専門にする協会。
「ペットロス110番」というカウンセリングサービスも提供しているそうなのですが、残念ながら現在は休止中だそうです。
お住まいの自治体の相談窓口
各自治体で「こころのケア」などの名目で提供されている行政サービスです。
ペットロスであっても相談できる場合が多く、無料のためぜひ検討されてください。
いつか虹の橋のたもとで再会する友人より
大切な子との思い出はあなたの中で生き続けます。
そのぬくもりや、匂いや、仕草は、ふとした瞬間にまたよみがえるかもしれません。
でも、それは「まだあなたとつながっている」というしるしでもあります。
無理に忘れようとはせず、かけがえのない思い出、友人からの贈り物として大切にしてください。
そしてときどき、虹の橋のたもとであなたを待ち続ける、何も変わらない未来の友人のことを想像してみてください。
いつか再会するその日まで、健やかでいてください。
- 2025.04.25
- 2025.04.24