うさぎが食べていい野菜まとめ! 量や頻度のポイント

うさぎといえばにんじん。にんじんといえばうさぎ。
ピーターラビット世代にはごくごく当たり前の常識ですが、猫に魚がおすすめでないように、しっかりとした知識がないとおいそれとは与えられません。
間違った野菜選びをすると、最悪うさぎが体調を崩してしまうことも。
今回は、 うさぎに食べさせていい野菜・悪い野菜 について、詳しくご紹介していきます。
うさぎにとって野菜は必要?
うさぎの主食は、基本的に 牧草(チモシー) 。
野菜はあくまで補助的な食材 として位置づけられています。
野菜にはビタミンや水分が豊富に含まれているため バランスの良い食生活をサポートする重要な役割 を担っていますが、与えすぎると 消化不良や下痢 を引き起こしてしまうことも。
特に 若いうさぎ(生後6ヶ月未満) は消化機能がまだ未熟なため、野菜の導入は慎重に行いましょう。
与えて良い野菜・悪い野菜の見分け方
結論からいうと、うさぎに与えて良い野菜は 水分が適度で繊維質が豊富なもの と覚えてください。
逆に、 糖分が多すぎるものや毒性のあるもの は絶対に避けなければなりません。
与えていい野菜
- にんじん(葉もOK)
- 小松菜
- チンゲンサイ
- パクチー
- セロリ
- サラダ菜
- ブロッコリーの葉や茎
注意が必要か絶対ダメな野菜
- キャベツ
- 少量ならOK。与えすぎ注意
- レタス
- 特にアイスバーグレタスは水分過多でNG
- ほうれん草
- シュウ酸が多いためごく少量
- じゃがいも
- 有害。絶対に与えない
- 玉ねぎ・長ねぎ・ニラ
- 強い毒性あり。絶対NG
- アボカド
- 脂肪分と毒性でNG
このように、 見た目には健康に良さそうでもうさぎにとっては危険な野菜もある ため要注意です。
与える量や頻度
野菜はうさぎにとって大切な栄養源ですが、 あくまで「おやつ」として与える のが基本です。
1日に与える量の目安は、 体重1kgあたり30~50g程度 。
たとえば、 体重1.5kg前後のうさぎなら1日50~70g程度 が目安です。
また、毎日同じ野菜ばかり与えるのではなくできるだけバリエーションをつけてあげつつ、 新しい野菜を与えるときはごく少量からはじめて様子をみる ようにしましょう。
特に 子うさぎや高齢うさぎ には慎重な導入が必要です。
野菜中心の食事はNG
たまに「野菜だけで育てたい」という飼い主さんもいますが、これは 絶対に避けてください 。
野菜中心の食事は一見健康的にも見えますが、 うさぎにとっては栄養バランスが崩れる原因 になります。
野菜には繊維質はあるものの 牧草ほどの量は含まれていません 。
牧草を十分に摂取できないと 歯の伸びすぎ、胃腸の運動不足、肥満 といったさまざまなトラブルを招く可能性があります。
特に、 うさぎの歯は一生伸び続ける ため、牧草をしっかり噛んで磨耗させることがとても重要です。
野菜は牧草とペレットのサポート役 、という位置づけを忘れないでください。
野菜はうさぎの元気を支える「プラスα」
うさぎにとって野菜は大切な栄養源ですが、 与え方次第で健康にも悪影響を及ぼす可能性があります 。
あくまで牧草をメインに、ペレットと少量の野菜をバランスよく組み合わせること。
これが、愛うさぎを健康で長生きさせるための秘訣です。
人にとっては健康的でも、草食動物であるうさぎにとっては違ってきます。
違いを受け止めつつ、良き隣人としてうさぎの健康を守りましょう。
- 2025.05.04