子犬の夜泣き対策! 泣き止ませるコツ

まどろむ子犬の画像

子犬を迎えたばかりの飼い主さんが最初に直面するお悩みといえば、「 夜泣き 」。 「夜になると悲しげにクンクン鳴いて眠れない……」という声をよく耳にします。

でも、安心してください。夜泣きはずっと続くわけではありません。
今回は、子犬の夜泣きが起きる理由から静かに寝かせるためのしつけや、環境づくりのポイントまでわかりやすくご紹介します。

子犬の夜泣きの理由は?

もっともわかりやすい夜泣きの原因は、 子犬の不安と環境の変化 です。

子犬はもともと、母犬や兄弟たちと一緒に過ごしてきました。
そんな中、急に知らない場所でひとりぼっちになると、心細くなってしまうのは当然です。

特に生後8週〜12週くらいまでの子犬は「社会化期」と呼ばれ、周囲の刺激に敏感な時期。
この時期に 一人で過ごす夜は、当然とても怖い ものです。

また、トイレのタイミングやお腹の空き具合、暑さや寒さなど身体的な不快感から夜泣きしてしまうこともあります。

夜泣きを減らす環境づくり

まずは、 子犬が安心できる環境づくり を整えることが大切です。

寝床には、 毛布やぬいぐるみ など、できるだけ母犬の温もりを感じられるようなものを用意してあげましょう。
さらに、 テレビの音や人の気配があると興奮してしまうためケージは静かで暗い場所 に置くのがベストです。

また、心臓の鼓動に似た音を出すグッズを活用したり、子犬用のヒーターを活用すると落ち着きやすくなります。
人間の赤ちゃんと同じように、ぬくもりやリズムは心を安定させてくれる んですね。

安心感を与えるしつけ方法

子犬にとって「この場所は安全なんだ」と思えることが夜泣き改善のカギです。
日中はたくさん遊んであげて信頼関係を築きましょう。
適度に疲れると、夜もぐっすり眠れるようになります。

さらに、 寝る前のルーティンを作るのも効果的です。
軽くスキンシップを取ってから寝床に連れて行き「おやすみ」と声をかけてあげましょう。

そして重要なのが、もし 夜泣きをしていてもすぐにかまいすぎない こと。
泣けば来てくれると学習してしまうと、逆効果になってしまうことがあります。

夜泣きを悪化させるNG行動

子犬の夜泣きに悩むあまり、ついやってしまいがちなNG行動が、

  • 無視できずに毎回ケージを開ける
  • 抱っこして寝かしつける

などのいきすぎた対応です。

これでは「鳴けば外に出られる!」と学習してしまいます。
もちろんもとの性格の違いによるところもあるので一概にはいえませんが、自立の妨げ* になり夜泣きが長引く原因になりかねません。

また、怒鳴ったり無理やり黙らせようとするのも当然NG。 恐怖心から余計不安になってしまいます

しっかりと観察して見極めながら、少しずつ「一人で眠れる子」に育てていきましょう。

子犬がぐっすり眠れるように

一般的に 子犬の夜泣きは2週間〜1か月ほどで落ち着く ことが多いです。
もちろん個体差はありますが、 深刻に捉えすぎず根気よく接することが何よりも大切 です。

子犬の夜泣きは、「成長の証」ともいえる大事なステップ。
大切なのは、焦らないこと
子犬との信頼関係が深まれば、きっとぐっすり眠れる夜がやってきます。

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