
「窮鼠猫を噛む」とは? 弱者の反撃を描いたことわざの意味と現代への教訓
自然界の理はいつの世も弱肉強食。 しかし、必ずしも体の大きいものが強いとも限らず、どんなに小さく、弱い存在でも、いざとなれば思いがけない力を発揮することがあります。 その心理を端的に表した言葉が、「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」。

自然界の理はいつの世も弱肉強食。 しかし、必ずしも体の大きいものが強いとも限らず、どんなに小さく、弱い存在でも、いざとなれば思いがけない力を発揮することがあります。 その心理を端的に表した言葉が、「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」。

犬や猫は古くから人の生活に寄り添ってきた動物。 そのため日々の暮らしや自然の移ろいのなかで、わたしたち人は彼らの行動を観察し、そこから教訓や風情を見いだしてきました。そうして生まれたのが「ことわざ」や「俗信」と呼ばれる言い習わしの表現です。

皆さまは「シュレディンガーの猫」「パブロフの犬」という言葉を聞いたことはありますか? 何やら知的な会話が繰り広げられたかと思えば、随所に差し込まれる犬や猫。 当然シュレディンガーもパブロフもただの飼い主さんのお名前ではありません。

先に申し上げます。 この記事で猫は死にません 。ことわざの話です! センシティブな時代なので強めに申し上げます!さて、「好奇心は猫を殺す」という少し物騒で、どこか皮肉めいたことわざを聞いたことはありますか?

「犬も歩けば棒に当たる」。犬にちなんだ日本のことわざといえば、有名なのがこちら。「じっとしていないで何かを始めれば幸運に恵まれる」という意味で使われていますね。