動物保護活動家を描いた漫画「全部救ってやる」をとにかく読んでほしい理由

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ケージの中の犬の画像

動物好きなみなさまは、日頃マンガを読まれますか? 私は大好きです!
そして、ご紹介するのはこれまでにない「動物保護活動」をテーマに描いた異色の作品「全部救ってやる」。

タイトルからして強烈ですが、緻密に描かれる動物保護活動の現場のリアルに、胸を撃たれずにはいられません。

今回は、この話題作「全部救ってやる」のあらすじや見どころをご紹介します。

「全部救ってやる」のあらすじ

まずは公式のあらすじから。

かつてない動物保護のヒーロー、誕生

東京でスタイリストを目指す星野スズは、競争に疲れて戻った地元で、動物保護活動家・久我に出会う。 劣悪な環境で大量繁殖したネコを一匹残らず保護する久我を見て、星野は、自分のことで精一杯な自分から変わりたいと思い始める… 汗にまみれ、動物にまみれ、日々を奮闘する者たちの人間ドラマ、開幕―!!

主人公は保護活動家ではなく、カリスマ美容師を目指す女の子「星野スズ」。
あくまで専門家ではない「普通の人」の視点で動物福祉の現場が描かれています

多頭飼育崩壊という社会問題

作中では、多頭飼育崩壊を起こした保護活動家が登場します。
多頭飼育崩壊は現実でも度々ニュースになり、犠牲になった命を思って多くの方が憤りを覚えたでしょう。

ところが久我は、悲しみながらも誰かを責めることなく、ただ前向きに、あるいは効率的に「救う」ために行動します。
「(多頭飼育崩壊を起こした保護活動家も)元は動物ファーストだったんだろう」と、個人だけに責任を押し付けることをしません。

街頭の募金活動

作中で久我は「自分の金で助けたい」として寄付は受け取らず、褒め言葉も求めないとしています。
そのうえで、「俺のやり方だって間違っているというやつもいる」と認め、「街頭募金によって保護動物の認知度があがる」「それが多くの動物を救う結果に繋がる」と肯定します。

ともすれば対立関係にありそうな活動でも、あくまで動物たちを救う手段のひとつとして尊重しています

「全部救ってやる」は現在4巻まで発売中

「全部救ってやる」は現在4巻まで発売されていて、ご紹介した以外にもつぎのテーマも扱っています。

  • ペットショップについて
  • 外来種について
  • 殺処分について
  • 地域猫について
  • クラウドファンディング詐欺について

少しでも動物に関心をよせている人なら気になるテーマばかりです。

「救う」ことにどこまでも向き合った漫画

「全部救ってやる」は、どこまでも現実的に動物の命を守ることに振り切った作品です。
作者の常喜寝太郎先生のインタビューをいくつか拝見したのですが、作中から感じるメッセージそのままの熱量を感じ、真摯にこの問題に向き合われているのだと驚きました。

「全部救ってやる」は現在「マンガワン」や「Kindle Unlimited」で配信されています。
まだ読んでいない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。

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